東京都大田区池上にある総天然素材造り犬の美容室・わんこのための癒し空間。オゾンペットシャワー&マイクロナノバブル温浴も好評な、隠れ家的トリミングサロンです。

犬洗洞ができるまで

 

“じゃぶじゃぶちょきちょき犬洗洞” ができるまでの様子をご紹介いたします!

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【 洞窟内部の壁面 】
about03a01現在の犬遊広場の位置で約2m×3mの木枠を組み、犬洗洞の壁に使う土を作ります。埼玉県から取り寄せた荒木田土に水と短く切った稲藁を、鍬(くわ)やミキサー、足踏みなどで丹念に混ぜ合わせ、しばらく寝かせ、また混ぜ合わせの作業を数ヶ月の間、繰り返します。


about03a02土を寝かせている間、壁の下地となる木材を組んでいきます。 木材の接合にはボンドは一切使わず、一本一本丁寧にビスでしっかりと固定していきます。


about03a03竹を格子状に組んだバンブーネットを木で組み合わせた下地に合わせて切断しステップル(ホッチキスの針のようなもの)で打ちつけて土壁の下地を作ります。


about03a04約3ヶ月間寝かせ藁を発酵させて粘りのでた土に細かく切った新しい藁を混ぜ合わさせてからバンブーネットに塗りつけていきます。最近の塗りやすい新建材に比べ、重く粘りのある土を塗る作業は想像以上の重労働です!


about03a05主に三角形の面で構成された犬洗洞の壁面を一面ずつ丁寧に土を塗っていき、ひとまず荒壁仕上げの作業は終了。 後は乾燥を待つのみ。


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乾燥するにしたがい、表面に自然な亀裂が入り、さらに時間がたつにつれ鉄分のあくが出始め深みのある色合いに変化していきます。


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時間がたてば剥がれたり見た目も悪くなるだけのビニールクロスなどとは違い、古くなるにつれ味わいが深くなる自然な経年変化を楽しめるのも特徴です。


【 じゃぶじゃぶ小屋 】
about03b01 じゃぶじゃぶ小屋の内部はタデラクトと言うモロッコの特殊な左官技術で仕上げるため、土壁の部分とは違う工程になります。まずは、木の板で下地を作り、その上に接着性を良くするための砂をいれた漆喰を塗ります。


その際に使う漆喰も市販の調合済みの材料は使わず、銀杏草という海草を現場で煮て作った糊と麻すさを貝灰に混ぜて作ったものを使いました。


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砂漆喰を塗った後は、石灰と砂を混ぜたモルタルを数回塗り、内部の形状を整えてタデラクトの下地を作ります。


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浴槽部分はレンガを石灰モルタルで積み上げて形を作り、壁面と同じように石灰モルタルで形状を整えます。下地の乾き具合を見計らって、タデラクトを施します。


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about03b11まずは小さなサンプルを何パターンも作り色味を決めていきます。


通常のタデラクトはモロッコのマラケシュで取れた石灰を使いますが、今回、犬洗洞では日本の石灰会社がマラケシュ産の石灰を研究して製造した材料を使用し、タデラクトの工法を本場モロッコで習得した左官職人さんが丸2日寝ずの作業で丹念に仕上げました。


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about03b15完成後、乾いていくにしたがい色合いが変化していき、漆喰などと同じように空気中の二酸化炭素を吸収しながら年月をかけて徐々に硬化していきます。


【 版築(はんちく)】

ちょきちょき洞と外部を仕切る壁は版築という昔ながらの工法を用いて作りました。


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法隆寺の塀などに使われている工法で、木で組んだ型枠に土と石灰をメインとした材料を入れて角材などで叩き締め、また調合や種類の違う土を使った材料を作り同じように叩き締めての作業を10数回繰り返し層を作っていきます。
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最後に型枠を外すと、地層のような見事な土の塀が出来上がります。ここではこの版築の塀を内部と外部を仕切る壁として使っています。


about03d10完成後は土が乾き色合いも落ち着いたものとなってきています。内部の版築上部に予め空けておいた窪みに土を入れて花壇としています♪


【 塗装 】
about03e01今回一部の建具には古材を使いましたが、柱などは新しいものを使用したため特殊な塗装方法で古びた感じに仕上げました。塗料にはペンキ等は使わずに石灰、べんがら(酸化第二鉄)、カゼインなどを混ぜ合わせた特製の塗料を現場で調合して、味わいのある風合いに仕上げられています。


about03e02外部や水周りなどの塗装には、荏ゴマ油、蜜ろう(蜂の巣をお湯で溶かして再び固めたもの)、べんがら、で作られた塗料を使用。ペンキなどに代表される塗料独特の刺激臭がなく施工者も閉め切った室内でマスクなどもすることなく快適に作業ができました。


【 茶室 】
about03f01茶室は犬洗洞の内壁と同様にバンブーネットの下地に土を塗っています。 茶室の外壁は中塗りをした状態、内壁は荒壁の状態で一時終了して、またいずれ職人さんの気が向いた時に仕上げていく予定になっている、のんびりとした楽しい作業になっています♪


【 その他の場所 】
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天井、床、壁の一部分、乾かし台、洞番台にはNHL(天然水硬性石灰)を使った材料が塗られています。通常、セメントを使う場所のほとんどにNHLを使うことにより、消臭効果、殺菌効果を得られ、室内を清潔に保つことができます。


以上のような感じで犬洗洞は、“ひとまず” 完成しました。

しかし、これから時間がたつにつれ、また違った味わいに変化していく犬洗洞に、“完成” という言葉は似合わないのかもしれません。

犬洗洞の壁に残る無数の傷。 ここで働く人たちがつけたものや、訪れた わんこたちが遊んでいてついたもの・・・、普通ならただ見た目が悪くなってしまうだけの傷も、犬洗洞ではその一つ一つの傷も味わいや思い出となり、傷をつけてしまったことにたいして誰も全くストレスを感じることが無い、色々な意味でストレスフリーの癒しの場所となりました。

そして、もし最後にこの犬洗洞が閉ざされることになったとしても、その素材の全てはそれぞれの役目を終え、自然界にゆっくりともどり、また次の出番を地球上の何処かでひっそりと待つことになるでしょう。

わたしたちの子供たち、そして、わんこたちや動物たちが快適に暮らせる未来を守るために、いまの私たちにできるせめてもの意思表示・・・、それが犬洗洞に携わった全ての人の思いです。

<施工協力>
為田悟(TAGAtame建築設計)
大森基伊(壁塗りぴえろ)
(有)及川工務店
(有)司電気
小川施工技術研究所

他、多くの職人さん・業者さんにご協力いただきました。

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<紹介して頂きました!>

publicity03(株)インターズーさん発行、トリマーのための活用型情報誌、「trim(トリム)」 2013年12月号の新コーナー、「突撃!となりの個性派サロン」 の記念すべき第1回目のサロンとして、「じゃぶじゃぶちょきちょき犬洗洞」 を紹介していただきました。


iA(株)エクスナレッジさん発行、「iA―interior+ARCHITECTURE Vol.11」で、「じゃぶじゃぶちょきちょき犬洗洞」の “壁” を紹介して頂きました。



confort建築資料研究社さん発行のインテリア・デザイン・建築を結ぶ膈月刊誌、「コンフォルト2007年6月号」の特集、「土と左官の力:空間の可能性を広げる特注左官の世界(P94~P97)」で「じゃぶじゃぶちょきちょき犬洗洞」を紹介して頂きました。

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